二重に整形することなんて、正直「誰でもやっていること」ですよね。私の家は代々顔にコンプがあったからか、祖母も父親から「目を整形したければ言いなさい。お金は用意する」と言われていたそうです。
祖母は怖がりなので整形には踏み出しませんでしたが、「どんだけ先進的やねん!」と驚きますよね(笑)でも祖母の父は、顔、中でも目の印象による他人からの勝手な評価というものを理解していたのでしょう。ということで、一重で目つきが悪く見た目で損をするであろう私も甥っ子の整形費用を少しだけ貯めているのでした(笑)
今回はそんな身近な二重整形の方法についてお悩みの方に向けた記事を書きたいと思います。
二重手術の種類で迷う理由
二重の手術を考えると、絶対に“埋没法”という文字と“全切開法”という文字を見かけます。
最初から「私は切開で!」とか「埋没にすると前から決めていた」と方は良いのですが、「どっちがいいかわからない…」という方にとってはかなり深刻な悩みですよね。

自分が重要視するものは何か?
まずは費用面です。例えば高校生の方が受けて親は理解してくれているけどそこまでお金は出してくれなそうだったら、より費用の安い埋没しか選択肢はなくなります。
お金に問題がないようでしたら、次はダウンタイムでしょうか?学生なのでダウンタイムが長くても構わないということでしたら、切開という選択肢もある…こういう風に順を追ってまずは自分の状況や条件を整理していきます。
とりあえずドクターカウンセリング
何度もカウンセリングに行くのも面倒だし、という気持ちもわかります。大体美容外科混みますからね!
ただ、実際にまぶたを見てもらって「君の場合は切開しか無理だよ」と言われたら、自分で考えていたものが一気に吹っ飛びますから、相当迷いやすい性格の方は、まずドクターカウンセリングを受けることをオススメします。
その時点で2軒以上のクリニックでカウンセリングを受けておけばより見えるものがあると思います!

埋没のデメリット
まずは埋没のデメリットです。
・取れやすく永久的なものではない。(時間の経過とともに二重の形が大きく変わる可能性があります。)
・何かあれば糸を取れば良いと言われるが、失敗した時の修正が結構難しくなることもある。
・経験が浅いドクターも安易に手術を行っているという現実がある。
・自分が思う二重に仕上がらない可能性がある。
また、埋没で自分の思う二重を叶えられる人というのは、実は一部の人だったりします。それは、まぶたの脂肪や皮膚が薄い方、あるいはかなり控えめなデザインを希望する方、です。
もちろん、術式やドクターの手技・使用する医療素材・患者本人の生活習慣などにより、理想の二重の持続期間は変わってきます。
埋没のメリットは皆さますでにご存じかと思いますが、
・糸を取れば元に戻るので二重の幅などに迷いがある場合は安心。
・ダウンタイムが少ない。
などですね。
何回も二重整形をするデメリット
埋没法を選択しようかなと思っている方に、一つ注意点があります。埋没のメリットとして挙げた“糸を取れば元に戻る”という点ですが、これは絶対ではありません。
最近の埋没法はより取れにくいように工夫されていますので、持ちが良くなっています。ただし、それ故今度は糸を外すのが厄介になります。
よく美容外科で埋没して結果気に入らなくて一般診療の眼科で糸を外して欲しいと希望される方も多いですが、まぶたを操作することが少ない眼科医だと外すことができないかもしれません。
希望通りに行かず内心「美容外科医なんて!」と思いつつ美容外科医のところで相談したとしても、上手く元に戻らないかもしれません。修正が得意と謳っている美容外科に行ったら「これは取るのがかなり難しいから、やってもらった先生のところに行くのが一番」と言われることもあり得ます。そして渋々執刀医のところに向かうと「これは強力に固定する方法だから、最初に取るのは難しいって説明しましたよね?というか、外さなくても変じゃないよ」などと言われるかもしれません。
埋没の糸はずっとまぶたに残ったままということも
「埋没をしてみて良かったら切開にしようかな」と考えている方は、切開をする時に埋没の糸をすべて除去するわけではない、ということも知っておいてください。
手術中に見えた糸については除去するけれども、見えないものについては無理矢理ほじくって除去するということはしません。だからと言って瞼の皮膚の中に糸が残っていて何か問題になるかというと、ほとんどそんなことはないと思いますが、神経質な方は気を付けてくださいね。
切開のデメリット
切開のデメリットを確認してみましょう。
・ダウンタイムが長い。
・希望通りの幅にならなかった場合の修正が大変な可能性がある。
・切開線が目立つことがある。
・なんちゃって手術が存在する。
・費用が比較的高い。
こんな感じでしょうか?
切開は仕上がりが不安ですが…
ダウンタイムが長いのはまあ、仕上がりにこだわりがある方ならば「仕方ない」と思われるのではないかと思いますので、そもそもダウンタイムを気にする方は埋没で即決でしょうし、デメリットと言えるのかどうか?と思ったりします。
皮膚を切るので、一重に戻したいとか幅を狭くしたいなどの修正は比較的困難です。特に、幅を狭くする修正術は「三重になったり変になったり失敗する可能性があるけど、やる?」とかなりドクターから念押され、仕上がりは自己責任、という形で手術を受けなくてはなりません。
切開線が目立つのは、明らかに雑or下手な手術を除き、ドクターの技術の他体質も大きく関係してきますし、経年であまり目立たなくなることもありますので、これも個人個人でどう捉えるか?ということのように思います。
実際、切開線が目立っていて周囲は「ありゃりゃ…あれいつ治るんだろう?」と心配していても、当の本人はまったく気に留めていないということも多いです^^;愛沢えみりさんとかも、実物は切開線がかなり目立ってスゴイとよく聞きますもんね。
私はもう切開してから10年以上経ちますが、他人に目の整形を疑われたことは一度もありません。整形だとカミングアウトしても、「うそ、切った跡がないもん」と言われますし、美容外科のカウンセリングでも自前の二重だと言われます。もちろん、平行型二重ではありながらもそこまで幅が広くないということもあるかと思います。
傷跡が目立ちやすい体質ですが、ドクターの腕が良いということもあったのか?まったく傷跡は見破られないので、必ずしも切開したら切開線が目立つということではありません。
切開で怖いのはなんちゃって手術
全切開手術は、まぶたの内部処理が必要ですから、きちんとした目の解剖や二重を作る手技を理解していなくてはなりません。しかし、その点をすっ飛ばして“表面だけ切ってとりあえず縫った”というような手術をするドクターは、少ないとは思いますが実際に存在します。
修正で他のクリニックを訪れ実際修正手術をした時に、「なんじゃこりゃ、表面切って縫っただけじゃん…」と唖然としたことがあると、数人のドクターから聞いたことがあります。